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びゅーの一口音楽鑑賞

アラサーのヲタ女が、ジャンル関係なく気に入った音楽や気になる音楽を1日1回紹介するだけのブログです。

パルセイション

吹奏楽 音楽鑑賞

こんにちは、びゅーです。年末年始も過ぎていよいよ仕事はじめの時期になりました。休日にとある吹奏楽経験者と雑談をした際に、コンクールの課題曲に関する懐かしい話をしました。いつの時代も課題曲3番は変わった曲、審査員にウケやすい玄人向けの曲が多い…ていうような話をしたんですよね。

今回は2006年の全日本吹奏楽コンクールでまさに課題曲3だった『パルセイション』を紹介します。 

 

1.刻んでいる感

 パルセイション(pulsation)は英語で「脈拍、動悸、鼓動」という意味。

その為か、曲のいたるところで多くのパートが4分あるいは8分で刻みを入れています。寸分違わず正確にリズムを刻んでいるはずなのにどこか怖い雰囲気というか、何かが迫ってきているような印象を受けてしまします。映画の『ジョーズのテーマ』に近しい物を感じますね。あの、ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ…ていう刻みを想像すればなんとなく分かって頂けるかと思います。

 

2.緊張感

 この曲、どことなく危なげな雰囲気がプンプンしますがその原因は恐らく淡々とあらゆるパートに吹き継がれていくテヌートの旋律(?)かと思われます。テヌートで音を綺麗に保つことが要求される箇所が非常に多い為(しかも周りが静かだからかなり目立つ)、聴く側にとっても、奏者にとっても息が詰まりそうな緊張感が持たれるのではないでしょうか。

 

3.出だしからじわじわ盛り上がって落ち着いていく感。

 ここでパルセイションを聴いてびゅーが妄想した小話を一つ。

人間Aは夢を見ていました。自分の心臓の音が聞こえるくらい静かな部屋に1人でいると、何かが焦げている匂いがしてきます。Aが部屋を出て見ると廊下から火の手が上がっていました。こちらに向かって燃える火から逃げる人間A。落ち着いて火から逃げようとするも、行く先は煙や瓦礫で塞がれている所ばかり。逃げ場を失って焦っている間にも業火はAの周りを囲い、ついには勢いよくA自身も飲み込んでしまいます。が、ここで人間Aは目を覚ましました。自分を襲った炎が夢だったことにやっと気づくもAの心臓は未だにバクバクしたままでした。おしまい。

 最初はごくごく小さな低音の音から始まったはずが、終盤では木管のトリルや金管の刻みでフォルテが幾つ付くか分からないくらいのボリュームで盛り上げるというところからこんな小話のイメージが沸きました。

 

www.youtube.com

 

というか…仕事はじめでこれから頑張ろうって時になんつ―曲を選ぶんだ!!!!

て、思いましたよね。私も書いていく内に思いました、すみません。この曲は一度聴いたその場で強く印象に残る曲というより、何度も何度も聴くあるいは演奏していく内にその魅力や好きなところが掴めていく「スルメ曲」なんだとびゅーは思いますね…。